快楽の育て方
近年では、新聞連載の小説にも性描写の記述が珍しくなくなりました。
前回のマガジンで、映画の中での露出について触れましたが、文字の上でも同様になってきているようですね。
性描写が延々と続く小説では、そのほとんどが女性の快楽がどのように始まってどのように最高潮に達し、 どのように収まっていくかが克明に書かれています。その反面、男性の性描写はほとんどありません。
文章に引き込まれて読み進むと、どんな女性でもその文章のように深い快楽を味わうことができるような 錯覚に陥ります。
しかし、それはあくまで小説の中でのこと。
現実の女性たちが小説の描写通りに感じているかは疑問です。
女性の性は年齢とともに熟成していく
オトナの恋愛塾の女性読者なら、女性の快楽は年齢とともに高まっていることをご存知のはず。 それは更年期を過ぎてから、さらなる深い快楽へ繋がっていくことを確信させます。
女性が年齢を重ねるに従って、性の快楽を高める理由はいろいろと研究されているようです。
科学的な視点からはホルモンのバランス変化によるものが考えられます。
女性にも男性ホルモンが存在していますが、普段は女性ホルモンの力でその働きが抑えられて います。それが崩れるのが排卵期。
人間も生物ですから、本能的には子孫繁栄のため性行為を求めています。
ただ女性の場合は、1ヶ月に1回程度の排卵期にしか妊娠することができません。
また1度妊娠してしまうと、出産が終わるまで次の妊娠はできません。
このため、妊娠可能な時期に合わせて性欲が高まるようになっています。
それに対して男性の場合は、生涯の間に何億もの精子を生産するうえ、パートナーの女性が 妊娠しても別にパートナーを求めれば、延々と生殖活動が可能です。
このため男性は生殖機能(ここでは妊娠させる能力)の高い10代後半から20代に性欲求の ピークがやってきます。
つまり短い期間にたくさんの生殖活動をしようと励んでしまうのが男性というわけです。
それが(加齢に従って)体力とともに衰えてしまいます。
女性の性欲は抑制されている?
女性の性欲が限られた時期にしか高まらない。
ということは、それ以外の時期は性の快楽はあまり望んでいないもの、ということになります。
ところが、更年期に近くなりホルモンのバランスが変化しはじめます。
具体的には女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増加してきます。
すると排卵期と同様に性欲が高まっている期間が徐々に長くなってきます。
この結果、男性を求めるようになり、徐々に深い快楽を学習していくのです。
事実更年期を過ぎ閉経した多くの女性が、性の欲求不満を抱えていると言われています。
女性は年齢を重ねるにつれ、より性欲が高まります。 性欲が高まっている時はより深い快楽を得ることが出来るようになります。
このように女性は性的快楽を年齢とともに学んでいくのでしょう
また、以前どこかで読んだ内容ですが、
「もし、妊娠できる年齢の女性が性の快楽を求めて男性を奪い合ったとする。 その果てに女性同士で殺し合ってしまったなら、出産する女性の数が減り、社会が滅んでしまう。」
というのです。文章はさらに続き、
「男性が少々殺し合って減ったとしても、前出のようにパートナーを替え、生殖行為は十分に可能。 つまり社会的繁栄にはあまり大きな影響はないと言える。
このような理由で、男性の性欲にくらべ女性の性欲がある程度押さえられている。」
と。
乱暴な理屈ではありますが、このような考えの学者さんもいらっしゃるということで。
お互いのパートナーを満足させるには
これらのことをまとめると、男性と女性の性欲のピークが大きくずれていることがわかります。
若い時期は、とにかく何が何でもセックスしたい男性とそれほどでもない女性。
ある程度年齢を重ねると(何歳くらいかは人それぞれなのでグレーな表現です)、 あんまりセックスしたくない(できない?)男性とセックスの快楽を味わいたい女性。
いつもギャップが存在することになります。
性の快楽を楽しみたいオトナの女性は、オトコを奮い立たせる女性の魅力を常に磨きたいものです。
パートナーとの絆を深めたいオトナの男性は、オンナを満足させることができるよう、体力・精力を 鍛えておきたいものです。
二人の愛が満足するには、双方への思いやりと努力が必要なのでしょう。
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